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たっぷりと日差しを浴びて
こんばんは。

皆様、充実した連休を汚過ごしてでしょうか?

いやいや、東京は毎日行楽日和です。

GWはこうでなくちゃですね!

そう!革の育つ季節です。沢山の日差しを浴びてお手持ちのアイテムを色々なところへどうぞ連れて行ってやって下さい。

連休中は明日まで通常営業です。明日も皆様のご来店お待ちしております!!



ミドルウォレットMW04TN。ウォレットロープとベルトホルダーの3点セット。

こちら糸の色をライトブラウンでおつくりさせて頂きました。

ごく自然にまとまりました。いいですね。



ロングウォレットLW05TN。

3点セットは組み合わせ自由に皆様楽しんで頂いております。

ご自身の感性でその組み合わせ、妄想して下さ~い。

大変お待たせ致しました。
2010,05,01, Saturday工具、画材
鍛冶屋


天神ワークスの作品づくりに欠かせない鉄の工具達。

これらの工具は天神ワークス同様、大量産品ではなくひとつひとつ熟練の職人さんの手で丁寧におつくり頂いております。

鍛冶屋、一般的に鍛冶を行う職人、鍛冶とはつまり鉄の鍛造(たんぞう)を行う鉄の匠でしょうか。

つまりはこういうことです。




鉄に火を入れ柔らかくして叩きます。叩くことで金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強度を高めると共に目的の形状に成形するそうです。加えて鉄の中の不純物も取り除き
これを幾度も繰り返しより純度の高い”TETSU"と進化させます。

 

鉄をバーナーで熱しています。鉄はすぐに熱が冷めてしまうそうで”鉄は熱いうちに叩け”まさにその通りで時間との勝負です。

下に見える”ハチノス”呼ばれる鉄の台座は創業当時(87年前)から使われている道具だそうです。



見ていると簡単そうに見えるが、簡単に見せれるところが熟練の技術であり、一朝一夕ではなし得ない職人技なのだと思います。実際の作業は本当にスムーズで見とれてしまいます。




何度も熱しては叩くを繰り返し本物の”鉄”となった純鉄群。これらはさらに手を加えられ様々なレザー用工具へと変貌を遂げます。

当然、大量生産品とは比べようのないような切れ味でその耐久性もいうまでもなく、毎日使わせてもらっておりますが、これまで駄目になったことは一度もございません。

天神ワークスのプロダクツはこうした”本物の工具”に支えられつくりあげられております。

そうした職人さんの業に恥じぬような本物の作品づくりをこれからも目指します。

御協力頂いたのは岩田屋工具店
入谷にある創業87年の工具店さんです。
有難うございました。

2010,02,19, Friday工具、画材
拘りの火造り
先日発売されたレザームック本『革魂』



その中の特集で天神ワークスお世話になっております工具専門店『岩田屋工具店』が紹介されております。



創業は1927年(昭和2年)、鍛造火造刃型を製造し続けて80年以上の歴史をもつまさに”町の鍛冶屋”と呼ぶに相応しい今では少なくなった火造りの製品を取り扱う名店です。

天神ワークスで使用される革工具のほとんどは岩田屋製で絶対の信頼を持って数々の工具類を使わせていただいております。

その工具の一つとして革に手縫いの糸を通す為の穴をあける工具『目打ち』があります。



”総手縫い”の作品にとってステッチワークの美しさ、強靭さは必然でより強く美しい縫い目を追求するとこの『目打ち』の精度に大きく左右されます。

岩田屋でつくられる『目打ち』は型に流し込んでつくられた量産のものではなく、鉄に火を入れ、たたくことで強度を出す昔ながらの”火造り”で一つ一つ手づくりで造られたものです。
一本一本の目に鑢をかけ、バフをかけて研磨され”刃”をつけたものをさらに熱を入れた鉄はその強度、耐久性もさることながら革の入り、抜けもよく穴の形状も美しく、また手づくりならではの温かみのある名品です。

実はこの『目打ち』岩田屋では目の形、角度が色々と取り揃えてあります。

まずは定番の菱目タイプ。



目の形がひし形になっており、刃の角度は30°ぐらいです。槍の先のような形になっています。

次にヨーロッパタイプ。



目の形が平らで、刃の角度は45°ぐらい。刃も菱目に比べて細長く、ヨーロッパで主に使用されている『目打ち』の形だそうです。

そしてもう一つ角目タイプと呼ばれる、角の目で刃の角度が0°のものがあります。

どの『目打ち』もすばらしく申し分ないのですが天神ワークスではより理想を求めて特別仕様の『目打ち』をつくっていただいております。それがこちらです。



目の形はひし形で刃の角度は50°刃の長さも革の厚いものを使用する為通常より長くつくって頂いております。色々と試した結果ステッチの角度、入り方が締まり等理想の形に近いものとなりました。

弘法は実は筆を選んでいた!良い作品をつくりあげるには名脇役の工具たちの存在は必要不可欠です。これからも素晴らしい名品をどうぞご提供下さい!

余談ですが、撮影時に着用されていた”ど根性”のTシャツはズル過ぎます。でもやはり職人は”ど根性”ですよね。参りました。



証拠画像。皆様必見です。
2009,06,09, Tuesday工具、画材
生涯何巻き?
以前にも紹介しましたがこちら手縫い糸を入れるレザーボックス。糸が絡まずに最後まで使い切れる画期的な作品。




新店舗のオープンのお祝いで頂きましたが、オープン日から毎日制作して先日ようやく一巻き使い切りました。約4ヶ月で一巻き450g、長さにしてどのくらいでしょうか?

現物はこのくらいです。


先日、妻が「生涯私は一体後何枚のお皿を洗うんだろう?」と一人考え途方に暮れると話しており、私は呆れて一言「くだらない」で済ませましたが、使い切って空になったレザーボックスを見て「生涯で後何巻き…」と思わず考えてしまいました。
4ヶ月で1巻きだから1年で3巻き、10年で30巻き、100巻きまで後33年。生涯で使える量も大したことないなぁと思うともっとつくらなきゃ!と焦る気持ちになりました。
途方に暮れるより健全かなぁと思いましたが、どうなんでしょうね。
2009,04,30, Thursday工具、画材
二刀流!?
革を裁つための革包丁ですが、私の場合手が両利きなので、左右両方の包丁を使用してます。よく周りからは器用だと言われますが、手は利き手でそれを支える手があるからこそ上手く連動してくれるように思います。時々どちらの手を使うか迷う時があって厄介な時もありますが、そんな私にだからこそできる表現があると信じ今日も両刀使いでせっせとつくります。

2008,09,29, Monday工具、画材
職人の筆☆
”弘法は筆を選んでいた”画像の手前の筆は大職人が半世紀以上も使い込んだ「漆刷毛」と呼ばれるもの。元来漆専用に人毛を使って刷毛職人が丹念につくりあげる日本の伝統的な刷毛です。使用される人毛は小学生以下のこどもの毛で適度の腰があり、50年以上使用していても今だ現役の優れもの。主に革製品の接着の際のゴムのりをつける時に使用しておりますが、このゴムのりを薄く綺麗に付けないと作品の仕上がりに大きな影響を及ぼします。私もこれまで、豚毛、馬毛、ためき、いたち、ナイロン毛と色々と試しましたが、ことゴムのり付けに関しては人毛を超える筆はないように思います。
さらにこの筆は柄の部分すべてに毛が詰まっておりますので、自分の使いやすい長さに毛足の長さを調節できます。
かつて絵筆も使い込んでいくうちに筆先が短くなったら柄の部分から毛をしっぱり出して長く使用していたそうだが、そんな筆も近年では見かけなくなりました。350年江戸時代から受け継がれるこの漆刷毛はまさに日本の伝統工芸。使い方は違えど、クラフトの世界でも充分に活躍してくれています。やはり”弘法は筆を選んでいた”

2008,09,15, Monday工具、画材
大切な相棒たち☆
作品づくりに欠くことのできない仲間たちです☆いつも充分に手助けをしてくれてますので、こちらも誠意を込めてお手入れさせていただきます。本日もお疲れ様でした、明日もどうぞ宜しくお願いいたします☆

2008,09,10, Wednesday工具、画材
焼印
画像の工具は刻印をセットして電気で熱を伝導させて革にプレスして焼印を捺す機械です。一つずつ手動で捺すのですが、台座にセットする革の位置を決めておけば定位置に焼印が捺せます。また、温度も設定できるので、ある程度焼き温度を調節できます。季節によって温度調節も微妙で経験が物を言います。
作品の仕上げに行うと失敗できないのでかなりドキドキする工程でもあります。

2008,06,24, Tuesday工具、画材
名脇役
皮革作品をつくる際に必ずと言って行う工程の一つとして革の厚みを整える行為があります。漉きと呼ばれるこの仕事は大まかなものは漉き屋に持っていき整えていただきますが、細かな漉きは画像の漉き機で微調節を繰り返し行います。幾十にも革が重なる箇所などこの漉きという行為で厚みを抑えることができます。ただ経験がないとなかなか扱いが難しい道具でもあります。私もまだまだ扱いきれてはおりませんが、作品の仕上がりに大きく左右する工程であり、気の抜けない集中力を必要とする工程です。自分の思うがままに扱いきれるようになる為日々鍛錬でございます。
2008,06,15, Sunday工具、画材
抜き一筋うん十年
画像はクリッカーと呼ばれ、抜き型を挟んで上からプレスして型抜きをする機械です。量がある時は抜き型をセットしてスイッチ一つでプレスして型どおりに抜いてくれる優れものです。すごい力でプレスするので、高さ等を間違えると大変危険です。
天神ワークスの製品は今のところ手裁ちで行っておりますので、抜くという行為ではあまりお世話にはなっておりませんが、革同士を圧着して接着させるなどにも使えて頼もしいお方なのです。
これまで一体何万と革を抜いてきたのやら…。工房の片隅で今日もひっそりと佇んでおります。

2008,06,01, Sunday工具、画材
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